修理前
修理後
バラバラになった部品をエポキシ接着剤で接着後、不足部分をエポキシパテで足し、元の形になるように成形します。しっかりとした処理をした後、本漆を接着跡や再生箇所に塗り、金や銀などの金属を蒔き、磨き上げます。飲食店様の使用頻度にも耐えられる強度と金継ぎ特有の美しさを保持します。※使用するエポキシ類や材料の全ては食品衛生法に適合しております。修理後は食器として安全にご使用いただけます。
「金継ぎ」は「きんつぎ」と読みます。
材料に本漆を元とするもののみを使用する修理方法のみを「金継ぎ」であるとする意見もよくみられるので、エポキシを使用する弊店の修理方法は一般的に「簡易金継ぎ」に属されると思います。
金継ぎ修理の種類
欠損部分の修復 (カケ)
修理の工程
欠損部分をパテで成形し器の流れに沿って削ります。※ 破片が残っている場合は接着します。
修理期間
1か月前後(工房の込み具合により変動します)
価格
欠損部分の成形1か所につき
4,000円~(税別)
※ 欠損個所の大きさや状態により価格と修理期間は変わります。
※複雑な成形が必要な場合は破損個所の範囲が小さくても高額になる場合もございます。
ひび
修理の工程
ひびに接着剤を吸わせ補強します。硬化後、上から純金などを撒き仕上げます。
修理期間
1か月前後
価格
ひび1か所につき3,000円~
(税別)
※ ヒビの大きさや状態により価格と修理期間は変わります。
割れ
修理の工程
接着後、割れ目周辺の細かな欠損部分をパテで成形します。余分な漆やパテを削り器の流れに沿って自然に成形します。漆で化粧をし純金などを撒き仕上げます。
修理期間
3週間~2か月
価格
- 破片1つ 4,000円~
- 破片2つ 5,500円~
- 破片3つ 7,000円~
- 破片4つ 8,500円~
※すべて(税別)
※ 器の大きさや割れの状態により価格と修理期間は変わります。
呼継ぎ
修理の工程
呼継ぎとはカケた器の不足部分に別の器の一部を接着し欠損を補う技法を指します。エポキシ接着剤で接着後、割れ目周辺の細かな欠損部分をパテで成形します。余分な漆やパテを削り器の流れに沿って自然に成形します。漆で化粧をし純金などを撒き仕上げます。
修理期間
1か月~3か月
価格
お見積りいたします。
仕上げの種類
基本的には純金・純銀・真鍮からお選びいただけます
純金・純銀・真鍮以外にプラチナ、錫などもございますので器の雰囲気にあったものをご提案いたします。
純金、プラチナ仕上げにつきましては追加料金(800円~)を頂戴いたします。修理部分の大きさによって追加料金は異なります。
純金
金は色々な素材と相性が良いので万能です。経年変化もしにくいためいつまでも輝きを失いません。
純銀
経年変化により酸化をして最終的には燻銀のような雰囲気になります。経年変化も一つの楽しみで、落ち着いた印象をあたえ、使い込んだ器にも馴染みます。
真鍮
塗りたては純金と見分けがつきません。経年変化により酸化をして最終的にはくすみます。経年変化も一つの楽しみで、純金より落ち着いた印象をあたえ、使い込んだ器にも馴染みます。
※ 純金・純銀・真鍮を蒔いた後、拭き漆をいたします。蒔いた部分を摩擦から守ったり変色を抑えるための工程です。
ご注文の流れ
お見積り
基本的には実際に実物を拝見してお見積りをいたします。八丁堀店舗営業時間中であればいつでもお持ちください。遠方などでご来店が難しい場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
お預かり
八丁堀店舗にてお預かりしております。梱包があまく更に破損してしまうことを避けるため運送会社による輸送は推奨しておりません。八丁堀店舗営業日時はHPをご確認ください。→ https://tobetobe-kusa.jp
修理
器の状態などで修理期間が延びることもございます。修理が完了次第ご連絡いたします。
お受け渡し
八丁堀店舗にてお渡しいたします。
- ご配送の場合、送料はお客様負担となります。
- お預かりした器は大切に保管いたしますが、自然災害や火災等の被災によりお返しできなくなる可能性もございます。
ご注文方法
電話
03-5830-7475
(11:00-18:00 / 不定休)
注意
- お客様からのご発送は更なる破損の危険があるためおすすめしておりません。お持ち込みが難しい場合はご相談ください。
- 破損状態や素材の特性によってお受けできない場合がございます。
- 破損状態により価格と修理期間は変わります。
- 表示価格はすべて税別です。